【スバル レヴォーグ で走る“未知の道”】高知、太平洋に沈む夕日に地球の丸さを見た…後編

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スバル レヴォーグ で走る“未知の道” in 高知
スバル レヴォーグ で走る“未知の道” in 高知 全 34 枚 拡大写真

旅の魅力は知らないこととの出会いにほかならない。今回は“未知の道”をさがすべく、『レヴォーグ 2.0GT-Sアイサイト』とともに高知を走る。

【画像全34枚】

足摺岬から見える太平洋に地球の大きさを感じつつ、大きく息を吸い込む。まるで大海のエネルギーを身体に取り込むような気分だ。作られたパワースポットとは違う、自然の力を感じられる場所は、誰もが気持ちよくリラックスできる。

足摺岬で大きなエネルギーをもらうことができたが、胃袋のほうはそろそろ限界だ。四国に来て何を食べればいいのか?さまざまな選択肢があるのはわかっている。しかし、目の前に広がる青い海を見たあとに海産物を食べず になにを食べるというのだ。

立ち寄ったのは足摺岬の西側の付け根にある足摺黒潮市場。静かな海に面したレストランで注文したのは土佐清水の「サバぶっかけ丼」。スタッフ2名は土佐清水のサバ定食とカツオのたたき定食をそれぞれ注文、メニューにあったウツボのたたきを単品で注文した。いずれも海辺で食べる新鮮さを感じられる品。ウツボのたたきは想像していたよりもずっとさっぱりした味で上品。

今まで煮たものや干物となったウツボは食したことがあったが、たたきは初体験。ウツボには骨が多いため調理方法が難しく、プロフェッショナルの手を経てはじめて、刺身やたたきで食べることが可能になるのだとか。アマチュアの料理好きでは達せないものを感じずにはいられない。

胃袋が満足したところで次なる目的地である足摺海底館を目指す。海岸線の道をゆっくりと走りながら、Siドライブのスイッチを操作しモードを“i”に切り替える。エンジンのピックアップがマイルドになり、流すドライブにはピッタリの性格で走りやすい。

300馬力、400Nmのスペックを誇る2リットルターボエンジンを搭載しながらも、誰にでも扱えるクルマに仕上げている点や、モードを変更することでさらにマイルドな乗り味で使えるようにする点など、まさにプロフェッショナルの手によるセッティングだ。

聞くところによると、レヴォーグの量販車である1.6リットルターボモデルに、18インチアルミ&タイヤや、今回の旅でも真価を発揮したビルシュタイン製ダンパーなど豪華装備を追加した特別仕様車「S-Style」(268万円)なるモデルが登場した。レヴォーグを求める人にとって大きな魅力なだけでなく、4代目、5代目『レガシィ』のNA量販グレード「B-SPORT」を楽しんだユーザーにとっても装備、価格から最適なモデルになるだろう。いずれにせよ、未知を探す旅のお供には、これ以上ないモデルとなりそうだ。

さて、高知。海が見え隠れする海岸線の道を走り続けると、左手に足摺海底館の看板が見えた。駐車場にクルマを駐める。足摺海底館はかなり特徴的な形の建造物なのだが、その姿が見えない。土産物売り場の人に聞くと、海底館までは約500mの道のりを徒歩で移動する必要があるとのこと。

なぜ、近くに駐車場を作らないのか…その疑問は歩き始めてすぐにわかった。海底館までの道のりは、竜串層と呼ばれる珍しい地層がむき出しになった海岸線なのだ。このような海岸線はなかなか見ることができないし、そこに沿って歩けるように歩道が整備されているのも珍しい。この海底館までの道のりを歩くだ けも価値は十分にある。

海底館は海に張り出した橋の先に特徴あるタワーが取り付けられているような建物。タワー下部が海中にあり、そこから海のなかを見られるようになっている。通常、12月からの冬の季節は海の透明度が高く絶好の状態となるはずだが、訪れたタイミングは低気圧の接近により透明度が悪かった。にも関わらず、丸窓の先には多種多様な魚が泳ぐ姿が見える。これらの魚が水族館とは違い、そこに自生している魚だと思うと感激もひとしお。

海底館で楽しい時間を過ごしてしまったため、最終目的地である宿毛の大島までの時間が少し足りない。日没前に大島へ着きたいのだ。海岸線をなぞって移動するつもりだったが、それではどうも間に合いそうにない。SiドライブのモードをS#にセットし、山越えを試す。300馬力のエンジンは期待以上の走りで日没前に大島へ到着。

海に浮かぶ大小2つの小島の間に真っ赤に染まった太陽が沈んでいく。条件さえあえば、夕日の下側の海面に太陽が映し出されるだるま夕日が見られるらしい。今回それはかなわなかったが、しかし、太平洋に夕日が沈む光景を日本で見ることができたのは、未知の旅の大きな収穫となった。

http://www.subaru.jp/levorg/sp/

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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