ロングノーズ化でレーシー&エレガント、データシステムの86/BRZ向け新エアロで差をつける

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データシステム製「スバル BRZ 専用フロントバンパースポイラー」と「テールエンドスポイラー」を装着した、スバル BRZ
データシステム製「スバル BRZ 専用フロントバンパースポイラー」と「テールエンドスポイラー」を装着した、スバル BRZ 全 36 枚 拡大写真

スバル『BRZ』のユーザーは、まず本稿の写真を見てほしい。レーシングカーを想起させる鋭いノーズや、大型リアウイングにマッチしたテールエンドに、思わずうっとりするはず。BRZの表情をこれほどまでに色っぽく仕立てた“仕掛け人”は、自動車アフターパーツ総合メーカーのデータシステムだ。

◆8cmのロングノーズ化がもたらすレーシー&セクシーな表情

フロントには、ノーズを8cm延長した「スバル BRZ 専用フロントバンパースポイラー」が付く。ノーマルのBRZは、中央のエアインテークが台形を逆さまにしたようなかたちだが、同社の専用スポイラーのそれは路面側に向かって広がるタイプ。ヘッドライト上部につながる“アイライン”が、ノーズ先端まではっきりと伸び、よりシャープな印象に仕立てられている。

8cmの延長がつくるその“美顔”は、まるで別人のよう。真正面から見ると、フロントのキャラクターラインがすべてバンパー中央の尖端(ナンバー上付近)に集まり、ノーマルよりも鋭い表情をみせる。アイラインに沿って尖っていくデザインは、上方とサイドから眺めるとよくわかる。また、鋭いノーズがボディと違和感なく調和しているのも実感できる。

「“誰よりも美しく、スタイリッシュに”というユーザーのニーズにこたえ、個性的で魅力的なドレスアップを表現するエクステリアパーツを開発している」という同社。「どこかマセラティの顔にも似ている」と印象を伝えると、「ユーロスポーツをイメージしている。ジャガーなども意識してデザインした」と返ってきた。迫力を前面に押し出すようなありがちな欧州調ではなく、BRZの全体フォルムを崩すことなく調和を狙うあたりが、他社と一線を画した存在感を放っている理由だろう。

同社はこれまで、日産『フェアレディZ』や、三菱『i』などのオリジナルエアロパーツを販売し、それぞれ好評を得てきた。特に、曲面を多用したボディを引き立てるエアロパーツづくりに実績があり、「そのノウハウをこのBRZ専用スポイラーにも活かした」という。

価格は8万5000円(税別)で、1月下旬発売予定。まずはBRZ向けを製品化、86用は「鋭意開発中」(同社)という。8cm延長された関係で、同社は「車検の際は改造申請が必要」とのことだが、それでも「この“美顔”は手に入れたい!」と思うオーナーは少なくないだろう。

◆ニュルウイングとのコンビも絶妙、国内製造にこだわる自信

リアに目を向けると、86/BRZユーザーに人気のオーストラリア仕様エアロリアウイング(トヨタ純正ニュルスペックオプショナルエアロキット)を引き立てる「テールエンドスポイラー(86/BRZ共通)」が目に留まる。

このニュルウイングを取り付けると、トランクの上にウイングの台座が乗るかたちとなり、「その段差が気になる人も多い」という。テールエンドスポイラーは、この台座の“出っ張り”をなだらかにつなぎながら、ウイングの下にさらに鋭角のスポイラーをもうひとつ付けるという具合。真横から見ると、上からウイング、スポイラー、バンパーと、リアのラインが3段バランスよく付く感じで美しい。

さらにうれしいことに、純正リアスポイラーを取り外した際に現れる穴をふさぐ役割も果たす。見慣れてくると不思議なことに、このテールエンドスポイラーがないと「ちょっとおかしい」と感じてしまうほど、ニュルウイングと調和している。

こちらのテールエンドスポイラーの価格は3万6800円(税別)で、12月下旬発売予定とのこと。ニュルウイングとの組み合わせパーツのため、テールエンドスポイラー単独での装着はできない。

「この夏に富士スピードウェイで開催されたイベント“Fuji 86 Style with BRZ 2014”で、このデモカーを展示したところ、好評を得て、手ごたえを感じた」と同社。また、「信頼と品質のさらなる向上を目指し、メイドインジャパンにこだわる。両スポイラーとも国内で製造した」という通り、両スポイラーとも、個性やデザインと同じレベルで製造面でも徹底している。

データシステムがデザインしたBRZ専用フロントバンパースポイラーと86・BRZ共通テールエンドスポイラーを組み入れたこのデモカーは、素直に「カッコいい」と思える仕上がり。いま乗る86/BRZに「いい感じの“違い”を加えたい」と思っているユーザーや、ユーロスポーツを好むオーナーには、「選択肢に入るアイテム」と実感した。

《レスポンス編集部》

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