自工会池会長「水膨れした利益は還元していくのだろう」

自動車 ビジネス 企業動向
日本自動車工業会の池史彦会長(資料画像)
日本自動車工業会の池史彦会長(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

日本自動車工業会の池史彦会長は12月18日の定例会見で、2015年の賃金交渉に関連し、「物凄い勢いの円安で、われわれにはある種、水膨れした利益があるので還元していくのだろう」と述べた。

従業員の賃金改善に対する自動車メーカーの余力を示した格好だ。ただ、自動車総連が来春闘で統一要求に掲げる6000円のベースアップについては、「ベアは一手段であり、自動車産業のなかでも温度差がある」とし、慎重な構えを示した。

池会長はまた、「還元」については従業員の賃金だけでなく、「(国と自治体への)納税やサプライヤーを含むステークホルダーなどを各社が考えていくのだろう」と指摘。企業によっては部品価格への還元反映の可能性も言及した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  2. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  3. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る