トヨタ車体は12月18日、ダカールラリー2015への参戦体制を発表した。『ランドクルーザー200』で前回大会の市販車部門を制覇した1号車の三橋淳ドライバーは同日都内で会見し「ひとつの区切りをしっかりつけられるような、けじめをつけるラリーをしたい」と抱負を語った。
トヨタ車体は「チームランドクルーザー・トヨタオートボディ(TLC)」のチーム名称で、2台のランドクルーザー200で同ラリーに参戦。前回大会で3年ぶりの市販車部門制覇をワンツーフィニッシュで決めたドライバーおよびナビゲーターのコンビを継続起用する
1号車の三橋ドライバーは「このチームにきてもう大分経つし、四輪になってからも10年以上になるので、いろんな意味で次のステップを考えたいなと思っている。そのためダカールラリー2015は僕の中でひとつの区切りをしっかりつけられるような、けじめをつけるラリーができたらなと思う」と述べた。三橋ドライバーは2000年からバイクでダカールラリーに参戦、その後、四輪に転向し、07年からTLCに加入している。
また前回大会に続き2号車のナビゲーターを務めるトヨタ車体の三浦昴選手は「もちろんチームで連覇は獲りたいが、僕たちの2号車は13年、14年大会ともに2位だったので、今大会は1号車にも負けないぞという気持ちで頑張って戦っていきたい」と意欲をにじませた。
前回大会からメカニックとして参戦している福岡トヨタ自動車の冨田貴夫氏は「TLCの三橋さんや三浦さんを始め、1号車、2号車のドライバーとナビゲーターは本当に優勝できる実力を持っているので、自分たちはドライバー、ナビゲーターが100%の力を発揮できるように日々のメンテナンスを精一杯やっていきたい」と語った。