北総鉄道、来年2月に運賃値上げ…運賃低減の補助金が終了

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北総線の京成高砂~印旛日本医大間は沿線自治体の補助金により運賃を上限額より低く抑えてきたが、来年3月末に補助金が終了することから2月に値上げが行われる。写真は北総線の新鎌ヶ谷駅。
北総線の京成高砂~印旛日本医大間は沿線自治体の補助金により運賃を上限額より低く抑えてきたが、来年3月末に補助金が終了することから2月に値上げが行われる。写真は北総線の新鎌ヶ谷駅。 全 2 枚 拡大写真

北総鉄道と京成電鉄は12月19日、北総線・成田スカイアクセス線の京成高砂(東京都葛飾区)~印旛日本医大(千葉県印西市)間32.3kmで運賃を改定すると発表した。2015年2月10日に実施する。

同区間は北総鉄道の北総線と京成の成田スカイアクセス線が線路を共用しており、運賃も同額に設定されている。普通運賃の上限は大人・片道の場合、初乗りがIC206円・切符210円で、京成高砂~印旛日本医大間ではIC843円・切符850円に設定されているが、沿線自治体から運賃低減策として補助金を受けており、実際に適用する運賃(実施運賃)は初乗りが195円・切符200円、京成高砂~印旛日本医大間がIC802円・切符810円に抑えられている。

しかし、2015年3月末で補助金が終了することから、北総鉄道と京成電鉄は運賃の値上げを決めた。両社の発表によると、京成高砂~印旛日本医大間の普通運賃は大人・片道の場合、ICが現在より19円高い821円、切符が20円高い830円になる。初乗り運賃はICが現在より4円高い199円になるが、切符は現在と同じ200円に据え置く。定期運賃は通勤定期を値上げするが、通学定期は現行運賃を据え置く。

上限運賃を変更する場合、国土交通大臣に申請して認可を受けなければならないが、上限の範囲内で変更する場合は届出だけで済ますことができる。今回の改定は既に設定されている上限運賃の範囲内で値上げされることから、国交相の認可を受ける必要はない。

《草町義和》

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