フォード、北米中心に50万台を追加リコール…タカタ製エアバッグの不具合

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先代フォードマスタング
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米国の自動車大手、フォードモーターは12月18日、タカタ製の運転席エアバッグ・インフレーターの不具合による北米でのリコール(回収・無償修理)について、およそ50万台を追加すると発表した。

タカタ製エアバッグのインフレーターの不具合は、ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性があるのが原因。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

2014年11月、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は自動車メーカーに対して、タカタ製のエアバッグ・インフレーター搭載車の不具合を精査し、該当車種があればリコールの対象を拡大するよう、求めていた。

12月18日、フォードモーターはNHTSAの要請を受けて、タカタ製エアバッグ・インフレーターの不具合による追加リコールを発表。新たに2005-2008年モデルのフォード『マスタング』、2005-2006年モデルのフォード『GT』の2車種、合計50万2489台が追加された。

12月18日時点でのこの不具合によるフォードモーターのリコール台数は、米国が約46万2911台、カナダが約2万7516台、メキシコが約7578台、北米以外が約4484台など。合計で約53万8977台となっている。

《森脇稔》

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