JR四国、「アンパンマントロッコ列車」を来春リニューアル

鉄道 企業動向

JR四国は12月22日、瀬戸大橋線で運行している「アンパンマントロッコ列車」を2015年春にリニューアルすると発表した。

人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のキャラクターなどでデザインした「アンパンマントロッコ列車」には、2006年10月から窓枠をなくして開放感を演出した「シースルートロッコ」(キクハ32-502)を使用してきたが、天候などの都合で乗車できない時間や区間があるのが課題になっていた。

このため、キハ185形(キハ185 26)を「アンパンマントロッコ列車」に改造。特急『南風』『うずしお』では、「ゆうゆうアンパンマンカー」を連結して運行しており、この「アンパンマントロッコ列車」が21両目の「アンパンマン列車」となる。

新しい「アンパンマントロッコ列車」は、外観が「それいけ!アンパンマン」の世界に瀬戸大橋線から見える島々を採り入れたデザインとなり、車内は瀬戸大橋にちなんだ「海・海辺」をイメージしたものとなる。座席部分はウレタン素材の対面ベンチにして安全面に配慮。座席間にはセンターテーブルが設置される。このほか、多目的スペース付きの洋式トイレや子供用補助便座に使う防菌ナプキンなども設置される。

従来、JR四国のトロッコ列車は普通車指定席扱いとなっていたが、新しい「アンパンマントロッコ列車」ではグリーン車指定席扱いとなり、グリーン券が必要になる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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