ドイツの高級車メーカー、BMWは欧州向けの『2シリーズ アクティブ ツアラー』に、4WDの「x Drive」を設定すると発表した。
2シリーズ アクティブ ツアラーは2014年春、ジュネーブモーターショー14で初公開。コンパクトボディで広い室内空間を持たせたのが特徴で、BMWにとっては、全く新しいジャンル、小型MPV市場に参入する。
同じ『2シリーズ』を名乗っても、すでにデビューした『2シリーズクーペ』(『1シリーズクーペ』後継車)と、2シリーズ アクティブ ツアラーは、全く異なるモデル。その最大の違いは、駆動方式にある。
小型ボディで広い室内を実現するため、BMWは駆動方式に新たな試みを導入。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかし、2シリーズ アクティブ ツアラーでは、BMWブランドとして初めて、FF方式を基本とする。
今回、この2シリーズ アクティブ ツアラーの欧州仕様に、4WDのx Driveが新登場。さらなるトラクション性能や走行安定性能の向上を狙って、追加投入された。車両重量は、FF比でおよそ60kg増加。
欧州向けの2シリーズ アクティブ ツアラーでは、ガソリン車が「225i」、ディーゼル車が「220d」に、4WDを用意。トランスミッションは、8速ステップトロニックを組み合わせている。