日産 GT-R のセダン版、市販化計画は中止か…インフィニティ Q50 オールージュ

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インフィニティ Q50 オールージュ
インフィニティ Q50 オールージュ 全 46 枚 拡大写真
日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティの『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)をベースにした高性能コンセプトカー、『Q50オールージュ』。同車の市販化計画が、中止されたのと情報がもたらされた。

これは12月24日、自動車ジャーナリストのBertel Schmitt氏が、『Daily Kanban』に寄稿した中で明らかにしたもの。同氏が自身のFacebookにおいて、GMの高級車ブランド、キャデラックの社長であり、元インフィニティのトップ、ヨハン・ダ・ネイシン氏と交わしたやり取りを、記事にして紹介している。

それによると、ヨハン・ダ・ネイシン氏は、あくまで噂と断ったうえで、「日産自動車の上層部が、Q50オールージュの市販化プロジェクトの中止を決めたようだ」と話したという。

Q50オールージュは2014年1月、デトロイトモーターショー14で発表。新型日産スカイラインの海外仕様車、インフィニティQ50をベースにした高性能コンセプトカーで、2014年3月のジュネーブモーターショー14では、パワートレインが日産『GT-R』から移植されると告げられ、話題に。

Q50オールージュのパワートレインは、日産GT-Rベースの3.8リットル(排気量3799cc)V型6気筒ツインターボ。最大出力は568ps、最大トルクは61.2kgmを発生する。トランスミッションは7速。駆動方式は、前後トルクを50対50に配分するフルタイム4WD。0-96km/h加速4秒以下、最高速290km/hの性能を誇る。

このQ50オールージュの市販化計画が中止されたとすれば、ファンにとっては残念なニュース。ヨハン・ダ・ネイシン氏は、「以前の部下である日産の開発チームを、鼓舞したい。なぜなら、日産の開発スタッフも、Q50オールージュの市販化を強く望んでいたからだ」と、明かしている。

《森脇稔》

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