原油価格下落に伴い、輸入ガソリン値下げへ ミャンマー

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

世界的に原油価格が下落傾向
アメリカのシェールオイル増産と、石油輸出国機構の原油の減産見送りで11月から原油価格が世界的に下落傾向である。夏の段階で1バレル=100ドル台だったが、12月中旬の段階で1バレル=55ドル台となり、ほぼ半値の価格まで下落した。
輸入ガソリン価格、大きく引き下げ
これに伴いミャンマー国内でも、タイなど外国産ガソリンの輸入が増えている。外国産ガソリンは価格も安いことから、国内産のガソリンの販売は低迷している。

12月22日時点で、輸入ガソリンの価格は1リットル=770チャット(約77円)、それに対し、国内産のガソリンは1リットル=814チャット(約81円)である。価格が下がる前の輸入ガソリン価格は1リットル=900チャット(約90円)であったことから、大幅に価格が下がっている。

輸入ガソリンを求める声が多数
ミャンマーでは、かつてガソリンは配給制であり、政府がガソリンスタンドを経営していた。その名残で、現在でも国内産のガソリンはエネルギー省によって割当制度で販売されており、1ヶ月あたり約40万ガロンを販売している。

しかし、以前は高かった輸入ガソリンの価格が、最近の原油価格の下落によって国内のガソリンよりも安くなり、価格が逆転。なおかつ、輸入ガソリンは品質も良いことから、多くの消費者は安くて質の良い輸入ガソリンを求めている。

(画像はイメージです)

原油価格下落に伴い、輸入ガソリン値下げへ

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  6. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  7. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  8. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. “トヨタ色”薄まる日野自動車、三菱ふそう統合後はダイムラー出身の新社長[新聞ウォッチ]
  10. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る