【新聞ウォッチ】経営者が占う2015年の景気・株価、有望銘柄トヨタが断トツ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年1月5日付

●選手村「水素タウン」に、東京五輪、電力・温水を供給(読売・1面)

●パナソニック国内回帰、家電生産、円安、海外人件費高で(読売・1面)

●官民インフラ輸出、空港ビルなどう完成、ベトナム(朝日・3面)

●のぞみ、パンタグラフ逆に、昨年5月、12日間気づかず(東京・25面)

●迫真、トヨタその先へ1、今だけ強くてもだめだ(日経・2面)

●商用車、アジアから輸出、いすゞ、タイで3割拡大、UDトラックス、新興国向け量産(日経・11面)

ひとくちコメント

新しい年が明けたと思ったら、もう5日目。きょうが仕事始めの人も多いことだろう。元旦の新聞各紙には、「戦後70年」、それに「未来」という活字がやたら目立っていたが、火災や冬山の遭難事故のニュース以外には比較的穏やかな正月三が日だったような印象を受けた。

だが、気になるのは2015年がどんな1年になるのかである。景気の先行きについては、新年恒例の企画特集として1月3日の読売と日経が主要企業の経営者によるアンケート調査の結果を掲載した。読売は30社のうち、自動車メーカーからは三菱自動車の益子修会長が回答。今年の株価を1万7000円から1万9000円と予測。為替は1ドルが110円から125円と答えている。

また、日経は、円相場などの景気と株価を別の経営者が占っているが、自動車メーカーでは景気予測をスズキの鈴木修会長兼社長が「成長率1.6%」と回答。その理由としては「消費増税延期で消費の落込みが回避される」としながら「円安により企業収益も堅調に推移し、米国を中心に輸出の回復も見込まれる」と判断。円相場については6月末には115円から120円、12月末も同様に推移すると予想している。

一方、株価は富士重工業の吉永泰之社長が回答。ピークは5月で1万9000円、底値は12月の1万6000円と慎重な見方をしている。有望5銘柄は、コマツ、日立製作所、清水建設、大成建設、オリエンタルランドで、外部環境に影響されない強みを持つ内需企業に注目した。

もっとも、日経の調査では、経営者20人のうち、17人が年後半に日経平均株価が2万円の大台に乗せると予想。有望銘柄では、トヨタ自動車が断トツの評価を得ていたが、トヨタ以外の自動車メーカーでは、ダイキン工業の十河政則社長が富士重工を4番目に選んだだけだった。

タカタ問題など不安に包まれながら迎えた2015年だが、幸先の良いスタートは元日の実業団対抗駅伝でも上州路をトップで駆け抜けたトヨタだけではさみしい。

《福田俊之》

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