【BMW M3・M4 新型】M3セダンにもCFRPルーフ採用で「どちらもパフォーマンスの差はない」

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BMW M3
BMW M3 全 16 枚 拡大写真

BMW『M3』と『M4』は、様々な軽量化が施されているが、なかでも今回初めて4ドアにもCFRP製ルーフが採用されたことは大きな特徴だ。

「これまでは『M3クーペ』にのみCFRP製ルーフを採用していたが、今回はM3(4ドアセダン)と、M4(2ドアクーペ)の両方に採用することで、ルーフの軽量化を施し、重心高を下げている」と話すのは、BMW Group Japan BMW マーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント御舘康成さん。

これにより、「M3とM4のパフォーマンスの差はなくなったと本国のエンジニアも強調している。もちろん車高自体は違うが、実際に乗った感じでの差異は感じられない」という。

これまでは、「クーペにのみカーボンルーフを採用していたので、ユーザーはどうせ買うならちょっと我慢してもクーペだとなっていたが、そんな我慢をする必要はなくなった」と語る。

それぞれのユーザー層について御舘さんは、「M4は医療従事者が多く、複数保有のうちの自分専用として購入しているようだ。それに対してM3は、自営が多く、サラリーマンもいる。ちょっと頑張って一家に一台、何とかこれでという選択肢にM3は入っているようだ」と説明。

「どちらのユーザーも、このクルマの高いパフォーマンスとともに、一体になって走る気持ち良さを感じることができる。そのことは、日常ストレスフルな生活をしている中で、自分の限られた時間、例えば通勤路などで、重要なストレス解消になり、自分の気持ちが昂る大事な時間になるだろうし、そう話すユーザーも多い」と御舘さん。「それが正に最新のテクノロジーを、日常に使えるようにしたM3、M4の価値なのだと思っている」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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