パナソニック、テスラEV搭載の円筒形リチウムイオン電池が最優秀賞…日経優秀製品・サービス賞

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パナソニック・円筒形リチウムイオン電池
パナソニック・円筒形リチウムイオン電池 全 2 枚 拡大写真

パナソニックの「EV向け円筒形高容量リチウムイオン電池」が、日本経済新聞社が主催する「2014年日経優秀製品・サービス賞」において、最高位となる最優秀賞 日本経済新聞賞を受賞した。

同賞は毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、今回で33回目。原則として、2014年1月から12月発売分の製品・サービスを対象とし、日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、日経電子版、NIKKEI ASIAN REVIEW(NAR)に掲載された約2万点の中から、審査委員会の審査を経て選ばれた約40点が表彰される。審査では、技術開発性、価格対効果性、業績寄与度、成長性、独自性、産業・社会へのインパクトの6項目において、総合的に評価される。

今回受賞したパナソニックの円筒形リチウムイオン電池は、EV用に開発したもので、パナソニック独自のニッケル系正極材料とHRL(Heat Resistance Layer:絶縁性耐熱層)技術を採用し、高容量化と耐久性の両立を実現。また、ノートパソコンなどで実績のある18650サイズ(直径18mm、高さ65mm)の電池を使用することで、コストパフォーマンスにも優れる。テスラモーターズ社のEVセダン『モデルS』に搭載され、500km超の長距離走行や高いデザイン性の実現などに貢献している。

同製品は、独自の高容量化技術によるEVの航続距離延長の実績、搭載EVの受注好調に伴う業績寄与度などが評価された。

《成瀬雄太@DAYS》

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