【ダカール15】日野2号車、手堅い走りで総合15位に浮上…第9ステージ

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1号車菅原義正/若林葉子/羽村勝美組
1号車菅原義正/若林葉子/羽村勝美組 全 9 枚 拡大写真

ダカールラリー2015はいよいよ後半戦に突入。13日にはチリのイキケ~カラマ間で450kmの競技が行われた。

SS(スペシャルステージ)はビバークから51km移動したイキケの町の東側からスタート。前半部分はアントファガスタ~イキケ間やイキケ近郊でのマラソン行程(トラック部門のみ)で何度も使用したエリアを再び走るもので、早々に砂丘も登場。後半は前回大会でも使用したカラマ周辺に至る山間地で堅い路面が続く。フェシュフェシュ(パウダー状の細かい砂が堆積した地面)や枯れ川も頻出して埃が酷く、標高は3000mに及ぶなど再び我慢のステージとなった。

このSSを日野チームスガワラの2台の日野『レンジャー』は手堅く走破。この日のトラックのスタート順は4輪車の後となったが14番目という早めの順位でスタートを切った2号車菅原照仁/杉浦博之組は砂丘を順調にクリアし、その後もノーミスでトラック部門の総合15位/排気量10リットル未満クラス首位の好成績でゴールした。この結果により累積順位も暫定ながら総合15位とし、厳しい行程が続く中でじわじわと順位を上げるベテランチームらしい実力の高さをアピールした。

また、この日26番手スタートの1号車菅原義正/若林葉子/羽村勝美組も慎重に走行を続け、ゴール手前のウェイポイントを総合32位で通過。現地時間午後11時時点では未着だが、間もなくゴールする見込みだ。

飛行場に隣接したカラマのビバークは標高2200mの台地にあり、夜は夏でも厳しく冷え込む。日野チームのビバークでは20時頃2号車が到着すると待機していたメカニックたちが早速作業に取り掛かった。明日14日は再びアンデスを越えてアルゼンチンへ。サルタのビバークまでの間に359kmの競技区間が予定されている。

菅原照仁は「今大会最後の砂丘でしたが、予習していた部分もあってスムーズに越えられました。改良された今年の日野レンジャーのポテンシャルの向上は明らかで、全体的にコースが難しくなる中、今日も30分は速くなったと思います」と語った。

《成瀬雄太@DAYS》

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