ドイツの高級車メーカー、BMWグループは2015年1月9日、2014年の世界新車販売の結果を明らかにした。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、初の200万台超えとなる211万7965台。前年比は7.9%増だった。
ブランド別では、BMWが前年比9.5%増の181万1719台。MINIは0.9%減の30万2183台と後退。ロールスロイスは11.9%増の4063台という結果。
グループ全体の2014年市場別実績は、中国が前年比16.7%増の45万5979台。中国を含めたアジア全体でも、13.8%増の65万6395台と伸びた。米国は3.9%増の48万1056台。欧州は91万3803台で、前年比は6.4%増。信用不安を抜け出し、2年ぶりのプラスとなった。
2014年のBMWブランド実績では、主力車種の『3シリーズ』が、前年比2%増の47万6792台と牽引。『5シリーズ』も1.7%増の37万3053台と堅調。『2シリーズ』は2万7933台、『4シリーズ』は11万9580台。
SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)では、『X5』が前年比37.4%増の14万7381台。『X4』も2万1688台と、支持された。
BMWグループのイアン・ロバートソン営業&マーケティング担当取締役は、「200万台超えの販売目標達成は、喜ばしい限り。多くの主要市場で、シェアを拡大した」と語っている。