熊本電鉄、5000系引退記念の体験イベント実施

鉄道 企業動向
熊本電鉄5000系電車の5101A(右手前)と5102A(左奥)。2両とも老朽化が進んでおり、5102Aは本年度中に引退する。
熊本電鉄5000系電車の5101A(右手前)と5102A(左奥)。2両とも老朽化が進んでおり、5102Aは本年度中に引退する。 全 3 枚 拡大写真

熊本電気鉄道は、「青ガエル」の愛称で親しまれてきた5000系電車の引退記念イベントとして、「電車のお仕事1日体験」を2月に実施する。

5000系は1954年から1959年まで製造された、東京急行電鉄(東急)の電車。独特な車体形状が特徴で、モノコック構造と高抗張力鋼の採用により車体を軽量化した。東急線では1986年までに全て引退。地方私鉄に譲渡された車両も廃車が進み、現在は熊本電鉄の車両のみ残っている。

熊本電鉄では合計6両を東急から譲り受け、このうち1両を除き、運転台を車体の両側に設ける改造(両運転台化)が施された。2014年までに4両が廃車されており、残った2両(5101A・5102A)のうち5101Aは2012年から2014年まで「ケロロ軍曹ラッピング電車」として運用された。5102Aは本年度中に引退する予定で、5101Aも近い将来引退する見込みだ。

今回のイベントでは、5102Aの洗車や清掃作業、つり革の交換作業、構内の「だるまポイント」点検作業、駅や周辺施設のメンテナンスなどを体験できる。交換されたつり革は参加者に1個ずつプレゼントされる。

開催日は2月8・15・22日で、各日20人を募集。参加費用は大人(15歳以上)1万580円。当日は9時に北熊本駅に集合し、14時まで作業説明や実際の作業、写真撮影などが行われる。申込みは北熊本駅で受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. BMW 4シリーズ グランクーペ が新フェイスに、改良新型を発表…北京モーターショー2024
  3. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  4. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  5. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  6. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  7. ステキな人は乗っている『スーパーカブ特別限定版』…コレクターズアイテム
  8. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  9. [カーオーディオ・プロショップに行こう♪]プロなら、“アウター化”という高度な取り付けテクを繰り出せる!
  10. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
ランキングをもっと見る