【オートモーティブワールド15】ニチコン、EVパワー・ステーションの販売倍増を狙う

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ニチコンの「EVパワー・ステーション」
ニチコンの「EVパワー・ステーション」 全 2 枚 拡大写真
ニチコン(本社・京都市)は家庭用蓄電システムやEV用急速充電器などを製造する、技術力に定評のある会社だ。その同社が今回前面に押し出してPRしたのが「EVパワー・ステーション」だ。

これは「V2H(Vehicle to Home)」、つまり電気自動車(EV)の電力を家庭に供給するための装置で、このようなものがないと家庭に給電することはできない。もちろんこのパワー・ステーションはEVへの充電も可能だ。

「2012年から『LEAF to Home』ということで、日産の販売店で『リーフ』を買った人に勧めてきました。だいたい月平均で50台ぐらい売れています。ただ、このところその勢いが落ちているんです」と同社関係者は話す。

そこで認知度を高めるため、今回全面に押し出してPRしたわけだが、同時に利用できる車の拡大も進めている。例えば、昨年11月にはトヨタ自動車の燃料電池車『MIRAI』、そして12月には三菱自動車のプラグインハイブリッド車『アウトランダーPHEV』という具合だ。

「最低でもこれまでの倍ぐらいは売っていきたい。これからもさまざまな機会を通じて販売攻勢をかけていくつもりです」と同社関係者は力を込める。ちなみに価格は標準モデルが48万円、高機能モデルが78万円だ。

《山田清志》

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