去る1月15日、KLab株式会社は、社内の会議室にプロの格闘家を招き、社内公式部活「格闘技部」のスパーリング練習を行った。
同社は、モバイルオンラインゲームを提供しているIT企業。携帯コンテンツ事業で得たノウハウや技術を活かし、「恋してキャバ嬢」シリーズをはじめ、「キャプテン翼~つくろうドリームチーム~」「戦国バスター」シリーズなどをリリース。これに加え、「幽☆遊☆白書」「ラブライブ!」といった人気コミック・アニメをモチーフにしたモバイルオンラインゲームを国内外で展開している。
その一方で、社員同士の交流と健康維持を目的に、会社が資金援助を行って社内公式部活動を運営。フットサル、バスケ、格闘技といったエクササイズやダイエットにつながる部活動もあれば、トランポリン、ダーツ、軽音のほか、「コスプレ部」というユニークなものまで、15もの公式部活があり、社員のおよそ3分の1以上となる社員約240人が参加しているという。
今回、スパーリング練習を行った格闘技部は、2012年から活動をスタートし、今年で継続3年目。格闘技部の大きな特徴は、プロの格闘家の指示のもと、社内の会議室を練習場にして、さまざまなトレーニングを行っているところ。
練習日は、毎週木曜日の業務時間終了後で、去る1月15日には、プロ格闘家として活動している高橋一熹氏を講師として招き、実践さながらの本格的なスパーリング練習が行われた。
そこで、その日の練習に参加した、マーケティング担当の社員Iさんに話を聞いてみることに。「業務ではパソコンを使った作業が中心になるので、どうしても運動不足になってしまっていました。部活動ではジムなどに出向くことなく、すぐに社内で身体を動かすことができ、ストレス発散になっています。そして、何より健康になったと感じられます。部活動をきっかけに健康診断ではオールAになりました」とIさん。デスクワークが多い環境でも、社内の公式部活動に参加することで、運動不足の解消はもちろん、心身のリフレッシュになったり、健康的な体を維持する絶好の機会になっているようだ。
Iさんが所属している格闘技部は、格闘技好きな社員の間で自然と作りたいという声が生まれ、社内公式部活として活動を開始。入会ハードルの高い一般の格闘技ジムとは違い、仕事を終えた有志たちが集まり、すぐに練習を始められるところがポイントになっているのか、参加者は増加傾向。また、格闘技部を通じて、キックボクシングの大会に出場した社員もいるのだとか。
KLabは、社内コミュニケーションと社員の健康のために、今後も積極的にさまざまな公式部活動を展開していく予定とのこと。