国内の優秀なライダーを海外へ…ピレリカップ 600 チャレンジシリーズ

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ピレリジャパン、国内二輪レースの新シリーズ「ピレリカップ 600 チャレンジシリーズ」を発表
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ピレリジャパンは22日、国内二輪レースの新シリーズ「ピレリカップ 600 チャレンジシリーズ」を発表。同シリーズのプロモーター「オフィスとらくしょん」代表の青木淳氏は「国内の優秀な選手が海外で活躍できる機会を拡大させたい!」と狙いを話した。

バイクブームのあった80-90年代から二輪のモータースポーツを見続けてきたという青木氏、現在は二輪雑誌『ライディングスポーツ』編集長も務める。同シリーズの開催は、青木氏の二輪レースに対する想いからスタートし、ピレリジャパンが大会をスポンサードすることで実現した。

大会の運営は、青木氏が代表を務める「オフィスとらくしょん」がプロモーターとなり、ツインリンクもてぎ、筑波サーキット、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット、オートポリス、HSR九州の、6つのサーキットがレース主催・競技運営を担当する。

発表会では、二輪レース界の現状に対し青木氏、「4大バイクメーカーが日本にあり優秀な選手もいるのに、世界で活躍する選手が非常に少ないのは、とても情けないし、悔しいし、残念」と語り、「バイクブームの80-90年代、以前はバイクメーカーが若いライダーを育ててヨーロッパで走る仕組みを用意していたが、今はそういったシンデレラストーリーがなくなった。だから自分たちでやるしかなかった」と明かした。

同シリーズのチャンピオンは、ワールドスーパーバイクへの登竜門ともなる、2016年ワールドスーパースポーツの1戦に招待されるが、青木氏は「基本はプロダクションバイクなので、複雑なセッティングが少ないクラス。各チームが次の人材を発掘するワールドスーパースポーツへの登竜門となるレース」と、そこでのチャンスに期待を寄せる。

同シリーズの狙いは、国内の優秀なライダーを世界に送り出すことで、各チームからのスカウトに期待することになるが、青木氏「3-5年と続けないと結果は出てこないのは、ライダー達もわかっていると思います」との見方を示した。

さらに、青木氏「このシリーズを1年2年だけでなく、5年、10年と続けていき、毎年世界に誰かライダーを送り込みたい」と意気込みを語った。

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