デフォルトリスクが上昇、CMA調査…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

原油価格の下落を受け、ナジブ首相が財政赤字目標を国内総生産(GDP)比で引き上げ、GDP増加率予想を下方修正したことについて、資本市場データのCMAは、マレーシアのデフォルトリスクは29ポイント上がり135.5になったと発表した。

ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

2013年6月以来の最高だ。ほかにデフォルトリスクが高い国はインドネシア(156ポイント)、メキシコ(122)、タイ(111)。

資産運用業者、アライアンス・バーンスタインの香港在留ストラテジストは、原油価格の下落はマレーシアにマイナスで、経常収支はさらに悪化するとの見通しを示した。

格付け会社のフィッチ・レーティングスも経常収支悪化の可能性を指摘。マレーシアのソブリン債に対する格付け(Aマイナス)を引き下げる可能性を表明した。

政府は歳入の29%を国営石油会社ペトロナスからの配当など石油関連に依存している。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  6. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  7. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  8. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  9. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  10. ダイハツらしさ全開!自転車以上、軽自動車未満の『ミゼットX』が楽しすぎる…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る