ジャガー・ランドローバー、光や音で自転車などの巻き込み事故を防ぐ新技術を研究開発

自動車 テクノロジー 安全
ジャガー・ランドローバーの新技術「バイク・センス」
ジャガー・ランドローバーの新技術「バイク・センス」 全 5 枚 拡大写真
ジャガー・ランドローバーは、自転車やオートバイの巻き込み事故防止を目的に、ドライバーなどに色や音、振動を用いて危険を警告する新技術「バイク・センス」の研究開発を発表した。

バイク・センスは、複数の車載センサーで自転車やオートバイを感知。一般的な警告音ではなく、人が本能的に危険と関連付けられるような音や光、振動を用いて、警告を行うことが特徴だ。

自転車やオートバイが接近してくる方向に最も近い箇所にある車載スピーカーから、自転車のベルやオートバイのクラクション音が発せられるほか、後方からの接近では、追い越そうとするサイドを識別。運転席シート上部でドライバーの肩を軽く叩き、肩ごし後方に視線を向けさせることで、潜在的な危険を気づかせる。さらに、フロントガラス下枠、ダッシュボード、Aピラーに取り付けたLEDライトが接近状況によって変化。自転車やオートバイがどちら側を走行しているのかが明確にわかるようになる。

また、ドライバーが視認できない危険も特定可能。駐停車車両の影になり確認できない自転車や歩行者も車載センサーが検知。その方向を光と音で警告する。さらにドアを開ける側に自転車やオートバイが接近している場合は、ドアハンドルが光や振動、音で警告。車が動くことで事故につながる可能性がある場合は、アクセルペダルを振動させ警告するなど、ドライバーが直感的に危険を認識できるようなシステムとなっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る