高松琴平電気鉄道(ことでん)は1月28日、ICカード「IruCa(イルカ)」の導入10周年と発行枚数30万枚突破を記念した各種キャンペーンを実施すると発表した。記念カードを販売するほか、記念ヘッドマークを掲出した列車も運行する。
IruCaは2005年2月2日にことでんが導入した、四国の公共交通初のICカード。ことでんの鉄道やバス、四国フェリーなどを利用できるほか電子マネー機能も付いているが、他のICカードとの相互乗入れは行われていない。これまでに30万枚を発行してきた。
10周年記念IruCaは利用者を限定しないタイプのカード(フリーIruCa)で、3月3日の12時から17時まで3種類のカードを各333枚、瓦町駅2階改札口前の特設ブースで販売する。発売額は2000円(デポジット500円含む)。購入は一人1枚に限られ、3種類のデザインの中から一つを選ぶ。
記念ヘッドマークは2月2日から12月末まで、10周年記念IruCaと同じデザインのヘッドマーク3種類を琴平線・長尾線・志度線の各1編成に掲出する。各ヘッドマークは2~3カ月ごとのローテーションで変えられ、期間中に各線で全てのヘッドマークを掲出する。
このほか、10周年と30万枚突破を記念したクイズや、2月の土曜・休日にIruCaで買物をした人を対象にしたIruCaポイント5倍キャンペーンも行われる。