いすゞ自動車は1月29日、小型トラック『エルフ』などの燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、いすゞ『エルフ』、日産『アトラス』、日産ディーゼルおよびUDトラックスの『コンドル』、マツダ『タイタン』の4車種で、2009年8月17日から2013年8月30日に製造された計1万6983台。
燃料タンク内部のバッフルプレート(燃料液面の揺動を抑止する仕切板)を燃料タンクに溶接する強度が不足しているため、燃料の揺動によりバッフルプレートが変動して、スポット溶接部に亀裂が生じるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が燃料タンクまで進行し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料タンクを対策品に交換する。また、ワッシャを追加し、燃料タンクバンド、ナットを新品に交換する。
不具合は107件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。