ボルボ V40 2015年モデル…「ツーリングシャシー」採用で性格が大きく変化

自動車 ニューモデル 新型車
ボルボ V40 2015年モデル
ボルボ V40 2015年モデル 全 12 枚 拡大写真

ボルボのエントリーモデル『V40』が2015年モデルとして刷新された。最新安全装備のフル採用(インテリセーフ10)や、新世代ナビ、LEDドライビングライトなど多岐にわたる変更の中でも、注目は快適性を重視した「ツーリングシャシー」の採用による走りと取り回しの変化だ。

2013年2月、ボルボの新しいエントリーモデルとして登場したV40は、「日本に最適なサイズ」(ボルボ広報)やデザインが好評で、現在では販売の約50%を占める人気モデルに成長した。若年層を意識した仕上がりとなっていたこともあり、廉価グレードの「T4」でも180馬力のパワフルなエンジンと、「ダイナミックシャシー」による力強く安定した走り、応答性に優れたハンドリングなど、スポーティな味付けを特徴としていた。

一方で、コンパクトハッチならではの取り回しや、ボルボらしい快適性という部分では課題があった。そこで2015年モデルの「T4 / T4 SE」グレードでは、快適性を重視したツーリングシャシーを採用、その性格を大きく方向転換させている。

具体的には、従来のダイナミックシャシー比でフロント10%、リア12%ソフトにしたスプリング、フロントスタビライザーの変更、リアダンパーをモノチューブ式から新開発のツインチューブ式に変更するなど大幅な改良が加えられている。路面のアンジュレーションをなめすような走りは、ワンクラス上の『S60/V60』を感じさせるもの。

また、T4 SEではアルミホイール、タイヤサイズを変更、「Segomo」7.5J×17 225/45R17から「Mannan」7.0J×17 205/50R17へとリム幅の狭いタイヤ&ホイールとすることで、最小回転半径を5.7mから5.2mへと低減、取り回しを大幅に改良し、コンパクトカーとしての実用性を高めている。従来のV40 T4をドライブしたことがあれば、スタートしステアリングを切った瞬間にその違いを実感できるだろう。

価格は「V40 T4」が315万円、LEDドライビングライトやHDDナビを標準装備した「V40 T4 SE」が365万円。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る