ミャンマーの旧首都・ヤンゴンと、上海を結ぶ直通航路が開通

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

所要日数は約2週間 コストと時間を削減

1月25日、中国国営のChina Shipping Container Lines(中海コンテナ=CSCL)と、シンガポールのMaerskグループ・MCC Transport(MCC)が、上海とヤンゴンを結ぶ直通航路で輸送サービスを開始した。

新しい輸送航路では、ヤンゴン港に入港可能な小規模な船が利用される。所要日数は12日から14日間とされている。

これまで、中国とミャンマー間の貿易には、シンガポールやマレーシアを経由する主要航路が使われていたが、直通航路によって貨物転送が不要になり、大幅なコスト削減とスケジュールの短縮が期待できる。

新航路で貿易額増加に期待

中国にとってミャンマーは大きな貿易パートナーである。中国からは主に車の部品や電子製品が輸出されている。2013年、中国からの輸出入額はそれぞれ約30億ドルであった。

2012年以降、ミャンマーのコンテナ貿易業界も著しい成長を見せており、今後も様々な産業でコンテナ輸送が利用されるとみられている。

新航路の開通によって、両国の貿易額は今後さらに増加すると思われる。CSCLのスポークスマンは、新しい航路の開通によって中国の貿易額は昨年より30%増加し、35万TEUになると予測している。

(画像:IHS Maritime 360より)

中国・中海コンテナとシンガポール・MCCが上海ーヤンゴン間航路を開通

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  6. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  7. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  8. 三菱の軽ハイトワゴン『eKスペース』新型、10月29日発売へ…174万9000円から
  9. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  10. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る