『文學界』大増刷の原動力…ピース又吉作「火花」が単行本化

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ピースの又吉直樹
ピースの又吉直樹 全 2 枚 拡大写真

 1月に『文學界』 の2月号に掲載され、発行以来大増刷した話題作、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説「火花」が、文藝春秋より3月11日、発売されることが明らかになった。

 同作は、語り手であるお笑い芸人の「僕」を主人公とし、その先輩芸人との物語。1月に『文學界』2月号に掲載され、たちまち話題となり史上初の大増刷に導いた話題作。それが今回、単行本として発売されることが発表された。

 又吉は、お笑い界でも屈指の読書家としても有名。好きな作家として太宰治や芥川龍之介らを挙げており、「太宰治ナイト」などのお笑いイベントを開いていたことも。今回発表した「火花」は、彼のファンだけでなく作品を評価する声も多く、爆笑問題の太田光も「やっぱりさすがに読んでる文学青年だけあってね。上手いし、描写も良いし。何しろね、愛おしくなるね、漫才を語る場面とかね」と絶賛していた。

 又吉は「『火花』という小説を書きました。あほが書いた小説です。あほなりに人間を見つめて書きました。 生きているとしんどいこともあります。そんな時、散歩したり本を読んだりすると、少しだけ楽になることがあります。誰かにとって、そんな本になれば嬉しいです。 色の薄い壁に立て掛けると、映えると思います。 よろしくお願いいたします。」とコメントしている。

ピース又吉、話題の小説「火花」が遂に単行本発売へ…3月11日文藝春秋より

《田中沙織@RBB TODAY》

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