【新聞ウォッチ】イスラム国が「後藤さん殺害」映像を公開、日本人「なお標的」予告

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年2月2日付

●後藤さん殺害映像「イスラム国」公開、首相「絶対許さぬ」対テロ連携強調(読売・1面)

●海外進出企業対策急ぐ、警戒地域、特定に苦慮も(読売・4面)

●新アルファードCM登場(毎日・9面)

●米、車関税10年超で撤廃、TPP日米協議、来月合意へ大詰め(日経・1面)

●「円安で国内回帰」本物か、車輸出、国内生産でも採算、日用品など「逆輸入」減る(日経・4面)

●燃料電池車関連、中小に商機、水素ビジネス膨らむ期待(日経・13面)

ひとくちコメント

寒中の朝だから寒いのは仕方がないとしても、きのう日曜日の朝5時過ぎにまさかの第一報が流れると身震いが止まらないほどの衝撃が走った。過激派組織「イスラム国」による人質事件で、拘束されたフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる男性が殺害される様子の動画がインターネットに公開された。

公開された1分余りの動画の題名は「日本政府へのメッセージ」。日本が「イスラム国」と戦う有志国連合に参加したことを理由に後藤さんを殺害するなどと述べたあと、「安倍(首相)よ、このナイフは健二だけでなく、おまえの国民を、どこにいたとしても、殺されることになる。日本にとっての悪夢が始まる」と言って、後藤さんの首にナイフを突きつける場面で映像が暗転。その後遺体が映し出された。

日曜日の朝刊の段階では「事態は膠着(こうちゃく)」と伝えていたが、きょうの各紙は「後藤さん殺害映像、『イスラム国』が公開」として、すべてが1面トップ記事で報じ、社説や社会面でも詳しく取り上げている。

心配なのはこれまで中東では、日本人を標的にした殺害事件は少なかったが、理屈では通じない過激派組織が、日本人も攻撃対象であると予告していることだ。政府は、すべての日本大使館など在外公館に対し、日本人の安全対策を強化するように指示したという。

中東などでビジネスを展開する日本企業も社員や顧客の安全対策を急いでいるが、読売によると「世界中が危険」といわれると手の施しようがない」(自動車大手)との声も出ており、「ただ、警戒を強める必要のある地域を特定しにくく、対応の仕方に頭を悩ませている企業も少なくない」とも伝えている。

《福田俊之》

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