阪神甲子園駅、上り線ホーム2月21日に拡幅

鉄道 企業動向
甲子園駅の改良工事完成後のイメージ。ホームを線路ごと覆う大屋根が特徴だ。
甲子園駅の改良工事完成後のイメージ。ホームを線路ごと覆う大屋根が特徴だ。 全 3 枚 拡大写真

阪神電気鉄道と神戸高速鉄道は2月2日、改良工事中の阪神本線甲子園駅(兵庫県西宮市)について、2月21日から上り線ホームの幅を広げると発表した。翌3月には下り線ホームも拡幅する。

同駅の改良工事は、鉄道駅総合改善事業として実施されているもの。神戸高速鉄道が事業主体となり、同社から委託された阪神電鉄が工事を行っている。総工費は約54億円。国が5分の1、兵庫県と西宮市が5分の1をそれぞれ補助している。

阪神と神戸高速によると、上り線降車専用ホームを廃止する一方、上り線ホームと下り線ホーム、下り線降車専用ホームを拡幅。ホームの中央付近には線路ごと覆う、膜素材を用いた大屋根を設ける。駅舎も改築して通路を改良。各ホームと各改札口を結ぶエレベーターを整備するほか、多機能トイレを設けてバリアフリー化を図る。

工事は2011年11月に着手。2013年10月に西改札側の上下線ホームにエレベーターを設置した。本年中はホーム幅の拡大のほか西改札口のエスカレーターを整備。大屋根も年内に完成させる。大屋根は既に屋根材の膜張りまで完了しており、引き続き照明工事や既設の屋根の撤去などを行う。2015年度末には東改札口とエレベーターの使用を開始し、2016年度末頃に全ての工事が完了する予定だ。

《草町義和》

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