【新聞ウォッチ】デンソー新社長14人抜きで有馬氏、加藤氏も会長に…「自分の城は“プロパー”で守る」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年2月4日付

●出光原油安で初の赤字(読売・8面)

●デンソー社長、有馬氏が昇格、14人抜きで(読売・8面)

●シャープ300億円赤字、3月期見通し、スマホ液晶不振(朝日・9面)

●GM欠陥賠償、死亡申請455件(毎日・7面)

●アギーレ監督解任、サッカー協会(産経・1面)

●銀座地区の道路案内標識、ローマ字改め英語表記に(産経・20面)

●外資に奨励金要求、中国の車販売店、経営悪化の「補償」(日経・3面)

●アジアにETC輸出、三菱重工、交通インフラ開拓(日経・13面)

●「強いトヨタ」悩み映す、部品値下げ要求見送り、グループ追随(日経・13面)

●トヨタ系8社の今期純利益、デンソー2640億円に(日経・17面)

●新製品バトル、コンパクト車、トヨタ・アクア、マツダ・デミオ、VW・ポロ(日経・33面)

ひとくちコメント

正式就任が6月末の半年も先というのに早くもトップ人事を内定する企業も少なくない。トヨタ自動車グループの大手部品メーカーのデンソーでも加藤宣明社長が代表権のある会長に退き、後任社長に有馬浩二専務役員が昇格する人事を発表した。

新社長に内定した有馬氏は1958年生まれの56歳。京都大学工学部を卒業後、日本電装(現デンソー)に入社。08年に常務役員、14年に専務役員に就任する。専務役員は取締役より下の地位であり、14人抜きでの大抜擢となる。

きょうの各紙にも「14人抜きで昇格」(日経)との見出しが目立つが、今回のデンソーの首脳人事では、加藤社長がそのまま会長職に就任することも見逃せない。

09年6月には前社長で当時副会長だった深谷紘一氏が会長に昇格したことで、会長職をはじめ、経営陣からはトヨタ自動車出身者が消えていた。その深谷氏も13年6月から相談役に退くと、一時はトヨタからの派遣人事も取り沙汰されたが、会長職は空席のままだった。

今回発表した首脳交代人事でもプロパーが会長、社長のポストに就くことで、トヨタとは一定の距離を保ちながら自主独立の路線を進むことになる。

《福田俊之》

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