マツダは2月4日、2015年3月期の4-12月連結決算を発表した。北米や欧州などでの販売好調により、営業利益は1520億円(前年同期比22%増)と同期での最高を更新した。
4-12月期の世界販売は、日本が12%落ち込んだものの、海外でカバーし、5%増の100万3000台を確保した。SKYACTIV技術の商品群が好評を得ている。純利益は70%増の1315億円となり、これも最高を更新した。
一方、通期で2100億円(前期比15%増)としている営業利益、および1600億円(18%増)を想定の純利益の予想はいずれも据え置いた。ロシアのルーブルなど新興国の通貨安が進んだのが主因。
都内で記者会見した藤本哲也執行役員は「ルーブルが対円で想定より30%以上安くなるなど、為替による収益アップ分が極めて限定的になる」と説明した。