トヨタ佐々木常務「意志ある踊り場というスタンスは変わらない」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車 佐々木卓夫 常務役員
トヨタ自動車 佐々木卓夫 常務役員 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車は2月4日、為替の円安やコスト削減が想定よりも進んでいることなどを理由に、2015年3月期の連結営業利益予想を従来の2兆5000億円から2兆7000億円に上方修正した。前期に対しては18%の増益見通しとなる。

期初の時点では豊田章男社長が「意志ある踊り場」と唱えて、ほぼ前期並みの2兆3000億円の営業利益を見込んでいたが、実に4000億円も積み上がり、過去最高益を大きく塗り替える格好になる。

しかし同日都内で会見した佐々木卓夫常務役員は「意志ある踊り場というスタンスは変わらない」と強調。その理由として「今、我々がやっていることは将来に向けての活動であるし、中長期でどう持続的成長をしていくのかということをやっているので、今たまたま良かったとか、たまたま悪かったということで、それを変えるということではない。もう少し長い目で活動は続けていかなくてはいけない」と話した。

さらに「今期だけが踊り場ということではない。例えば『TNGA』という新しい設計思想の車は今年からぼちぼち出始めるが、本格的に出るのは2017年。そこに向けては本当に正念場で頑張っていかなければいけない」とも述べていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る