宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から、ブラジルの宇宙機関が開発した超小型衛星を2月5日に放出すると発表した。
現在きぼうでは、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)、ブラジル航空技術大学(ITA)が開発した超小型衛星「AESP14」の放出に向けた準備を行ってる。
AESP14は、きぼうからの超小型衛星の放出機会提供(有償)を利用し、有人宇宙システムがブラジル宇宙庁の要請を受けて打上げる。
1月29日には、米航空宇宙局(NASA)のバリー・ウィルモア宇宙飛行士が、筑波宇宙センターの運用管制要員と連携して、JAXAが開発した小型衛星放出機構(J-SSOD)を、きぼうのエアロックのスライドテーブルに取り付ける作業を行った。
2月4日にはエアロックの減圧作業を行い、AESP14は2月5日の夜に放出される予定だ。