「8K」の時代到来へ…「さっぽろ雪まつり」映像の伝送実験が成功

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8K非圧縮の超広帯域マルチキャスト実験は、送信される複数のストリームを受信側で選択・切り替える。40Gbps超帯域の複数10Gbpsクラスタ化による選択・高精度分析処理アーキテクチャも検証(画像はプレスリリースより)
8K非圧縮の超広帯域マルチキャスト実験は、送信される複数のストリームを受信側で選択・切り替える。40Gbps超帯域の複数10Gbpsクラスタ化による選択・高精度分析処理アーキテクチャも検証(画像はプレスリリースより) 全 2 枚 拡大写真

 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は5日、「さっぽろ雪まつり」の非圧縮8K/4K映像を、東京、大阪、北陸間の複数拠点へIPマルチキャスト伝送する実験に成功したと発表した。昨年から稼働を開始した研究開発用テストベッドネットワーク「JGN-X」の100Gbpsネットワーク上に構築された、広帯域の仮想化ネットワークを活用した実証実験となる。

 具体的な内容は、東京~大阪~北陸間で、8K映像及び4K映像の非圧縮データを複数拠点へIPマルチキャストにて伝送できる仕組みを構築。さっぽろ雪まつり会場で撮影した高解像度映像などを国内の複数拠点へHD圧縮(30Mbps)、または4K、8K非圧縮(24Gbps)で、それぞれIPマルチキャストネットワーク上で伝送し、正確な制御性能を実証したという。

 これによって今後は、8K非圧縮映像のような大容量データを複数拠点で用いる実証実験が可能となる。同時に将来の新世代ネットワークへの研究開発促進が期待される。

「さっぽろ雪まつり」の8K非圧縮映像を使用した伝送実験が成功

《宮崎崇@RBB TODAY》

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