ミャンマー建設省、事故多発の高速道改修工事への入札が思惑外れ

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

160組の入札申請書配布のうち、回答は20社
ミャンマー建設省は、ヤンゴン・マンダレー高速道路改築工事プロジェクトの入札募集に際し、入札申請書をミャンマー国内企業のほか、日本、韓国、シンガポール、中国の企業に対し、160組の入札申請書を配布したところ、20社にとどまったと発表した。

同省は、10億米ドルを超えるプロジェクト費用が高額であったため、申請を希望する企業が少なくなったのではないか、と見ている。
国際規格設計でないため、改修が必要
ヤンゴン・マンダレー高速道路は、2010年12月に開通した全長587kmの高速道路で、ヤンゴン、マンダレー間の所要時間は7時間程度である。高速道路開業前、同区間の所要時間は16時間であったことから、高速道路の開通によって大幅な短縮となった。

しかし、同高速道路は、国際規格で設計されていなかったことから事故が相次いでおり、以前から改修が必要であると指摘されてきた。

「世界最高水準の技術採用で、事故防止を図る」 建設省
高速道路改修工事を行うに当たり、アメリカ、日本、韓国に対し、ミャンマーへの技術支援提供に関する協議が進められているほか、高速道路の工事では、タールコンクリートによる舗装、ガードレールとCCTVカメラの設置も行われる。

ミャンマー建設省は、高速道路の建設技術が完全なものでなかったために、過去2年間事故が多発したが、今回は、世界最高水準の技術を採用し、走行しやすい高速道路に改修することで事故の防止を図る。
(ELEVEN MYANMARより)と述べた。

ヤンゴン・マンダレー高速道路改修工事入札20社に

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  6. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  7. 動くものも動かないものもカーボンニュートラルに、「家産家消」を実現するニチコンの「トライブリッド製品」とは…ジャパンモビリティショー2025PR
  8. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  9. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  10. マクラーレン『GTS』、日本だけの「Signature Collection」発表…22台限定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る