ロンドン・シティ空港は2月4日、同空港が位置するニューアム区議会から空港拡張計画の認可が下りたと発表した。
拡張計画の目的は、ターミナルの拡張、スポットの増設、既存設備の改修により、イングランド南東部の空港処理能力を強化し、次世代旅客機の就航で新規市場の開拓を図ることにある。事業費は2億ポンド(約280億円)。2023年までに供用を開始し、旅客数600万人(14年は365万人)、航空機発着回数11万1000回(同7万回)達成を目指す。
シティ空港はロンドン中心部に最も近い主要空港で、英国、欧州、米国の46空港と結ばれている。利用者の6割以上はビジネス客。世論調査によると、回答した空港周辺住民の7割近くが拡張計画を支持。同空港は、雇用創出や投資促進を含む地域経済への波及効果を強調している。