ナンバープレートカバー装着禁止へ法改正…取付位置や角度の基準も

自動車 社会 行政
フレーム(皮膜)を取り付けたナンバープレート
フレーム(皮膜)を取り付けたナンバープレート 全 2 枚 拡大写真

国土交通省の「ナンバープレート表示の視認性確保に関する検討会」は、ナンバープレートへのカバーの装着を禁止するとの検討結果をまとめた。これを受けて国交省は道路運送車両法を改正する。

昨年9月に設置した「交通政策審議会自動車部会『豊かな未来社会に向けた自動車行政の新たな展開に関する小委員会』」で、自動車のナンバープレートについて表示の視認性確保が検討課題の一つとされた。

これを受け、これまで類似の検討の成果とともに、最近の調査によるナンバープレート表示の実態なども踏まえ、具体的な制度見直しの方向性を検討するため、有識者や関係団体のメンバーで構成する検討会を設置し、今後の必要な取組みの方向性について検討してきた。

検討会では、無色透明も含み、ナンバープレートにカバーを装着した場合、視認性が低下すること、ナンバーの一部を被覆するフレームやボルトカバーを取付た場合も、視認性が著しく低下することを確認した。その上で、ナンバープレートへのカバーの装着は禁止するべきとした。

フレームの装着・ボルトカバーの取付は、ナンバーの一部を被覆するものではなく、ナンバーを誤認するおそれのないものに限り具体的な基準を設けた上で、これを該当するものについて使用を許容する。シールなど、その他の装飾物の貼付・取付は禁止するべきとした。

さらに、ナンバープレートの視認性を確保するため、許容される取付方法として取付位置や角度に関する基準を設定すべきとしている。

国交省は検討結果を受けて道路運送車両法の改正など、必要な制度改正を行う。

《レスポンス編集部》

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