ベントレーの2015年戦略…フライングスパーV8で攻め、新SUV導入の下地作り

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ベントレーのSUV、「BENTAYGA」の予告イメージ
ベントレーのSUV、「BENTAYGA」の予告イメージ 全 8 枚 拡大写真

ベントレーモータースジャパンは2015年、『フライングスパーV8』の認知度向上と、新たに導入が予定される新SUV『ベンテイガ』のためのユーザー開拓を行う方針を明らかにした。

ベントレーモーターズジャパンマーケティング・PR・アカデミーの横倉典さんによると、「現在フライングスパーを深く認知している人は、既に12気筒モデルのユーザーであることが多いことから、8気筒は新規顧客開拓に向けて展開していきたい」と話す。

「他の競合モデルユーザーに向けての施策を通年で考え実行していく。2015年は、フライングスパーV8をビジネスの主軸にする」(横倉氏)

更に、2015年後半に予定している新型SUV ベンテイガの登場に向け、「見込み客を発掘し、予約注文の準備を行う」という。デリバリー台数が限られる中で、なるべく多くリストを作成することで、日本への割り当て台数を増やすのがねらい。

このベンテイガは、新しいセグメントを開拓するモデルになる予定であることから、「新規顧客にもアプローチをしなければいけないが、まずは、ベントレーが好きな方、あるいは 現ベントレーオーナーで、違うボディタイプに乗り換えたいと考えている方。例えば現在クーペモデルに乗っていて、今度は使い勝手の良いSUVタイプを考えているなどのユーザーをいちから掘り起こす。そういった地道な活動が、来年以降のビジネスに対する布石にもつながるだろう」と抱負を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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