日産 GT-R NISMO GT3、豪バサースト12時間で総合優勝

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#35 NISSAN GT-R NISMO GT3
#35 NISSAN GT-R NISMO GT3 全 2 枚 拡大写真

2月8日に豪州で行われた「バサースト12時間レース」で、ニスモアスリートグローバルチームからエントリーした#35 NISSAN GT-R NISMO GT3(千代勝正/ウォルフガング・ライプ/フローリアン・ストラウス)が総合優勝を飾った。

12時間レースは、まだ暗い早朝5時50分にスタート。予選3位の好位置につけた#35 GT-Rは、スタートドライバーのライプがロケットスタートを決め、2位でオープニングラップを周回した。数周すると夜は明け、ライプはそのまま快調に2位のまま2スティントを完了。ストラウスにステアリングを委ねた。

ストラウスは、安定した走りで周回を重ね、114周目には全出走車両50台中の首位に立つことに成功。その後は、千代も力強い走りで他車のリードを許さず。しかし、その後はピットインとSC(セーフティカー)ラップのたびにレースリーダーがめまぐるしく変わることになる。レースが折り返し点を経過し、4分の3が終了した午後2時の時点でもトップ6台が同一ラップに並び、しかもその差が数秒という激しい争いを展開となった。

レースが残り1時間となった午後4時50分の時点で、首位は#10ベントレー、直後に#15アウディが従い、10秒ほどの間隔を置いて2度目の担当周回を走る千代#35 GT-Rが3位につけていた。その後、マクフィラミーパークの登り区間でアクシデントが発生。30分近くSCラップが続き、勝負の行方が定まらない。

ゴール20分前にレースは再開。しかし、またしても1台が最終コーナーでスピンし、SCラップに。残り時間わずか4分強の時点で、グリーンライトが点灯。その瞬間に3位の千代GT-Rが猛ダッシュ。第1コーナーからマウンテンストレートで一気に前を走る2台を抜き去り、首位に躍り出る。その後は後続を寄せ付けることなく、フィニッシュラインをトップで駆け抜けていった。

優勝ドライバーとなった千代は、「レース再開の周は最終コーナーから力をためて、一気にフル加速したことが功を奏した。2台を一気に抜くことができたのは自分自身でも信じられないほどだ。」と語った。

《纐纈敏也@DAYS》

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