パイオニアは2月9日、2014年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高3723億6100万円(前年同期比+2.7%)、営業利益50億3200万円(+51.3%)、経常損益は34億7600万円の赤字(前年同期は20億7700万円の赤字)、四半期純損益は47億3700万円の赤字(同66億9900万円の赤字)だった。
低価格化の影響などで市販ナビは減少したが、円安効果もあり、カーオーディオがOEM、市販ともに増加し、売上は増収。また営業利益も原価率の良化や増収により、51.3%増の増益となった。当期純損失は為替差損54億1600万円が発生したものの、営業利益の増加や投資有価証券や固定資産の売却益により、前年同期より19億6200万円縮小し、47億3700万円となった。
通期業績見通しは、米ドル高の進行による為替差損の増加を織り込み下方修正。経常利益を前回予想から15億円減の40億円、最終利益を同15億円減の185億円とした。