帝国データバンクが発表した2015年1月の企業倒産件数は前年同月比12.5%減の708件、1月としては2005年(691件)に次ぐ低水準で、18か月連続で前年同月を下回った。
負債総額は17か月ぶりの上場企業倒産となるスカイマークの710億8800万円が発生したものの、1601億円で前年同月から46.9%の大幅減少。2か月ぶりに前年同月を下回った。
倒産件数の業種別では、7業種中5業種で前年同月を下回った。なかでも建設業(117件、前年同月比30.4%減)は28か月連続のマイナスを記録したほか、卸売業(103件、同20.2%減)が14か月連続の前年同月比減少となった。
主因別では、「不況型倒産」の合計は601件。構成比は82.8%で、前年同月を1.5ポイント下回った。
地域別では、9地域中7地域で前年同月を下回り、なかでも近畿(163件、前年同月比30.3%減)は30%以上、中部(88件、同27.9%減)など3地域は20%以上の大幅減少となった。