ナジブ・ラザク首相は10日、世界で初めて導入されるシャリア(イスラム法)に則った株価指数を発表した。
イスラム教に沿っているかどうかをベンチマークを通して指数化する。司法や経済、教育、インフラ整備、環境、健康、文化、政治、社会性の8つのベンチマークで構成される。政策やイニシアティブなどのベンチマークについては今年の実績をもとに、来年から導入される。
マレーシアが世界の他のイスラム国家に先駆けてシャリア準拠の株価指数を導入することで、他の国々も後に続くと見込まれている。
ナジブ首相は、株価が導入されることで、どの程度シャリアに沿っているかを計測することができるとした上で、どの分野で政府による改善が行われているかも図ることができるとの見解を示した。
イスラム株価指数の導入には、独立した第三者機関の関与という面から、国際イスラム大学(UIA)が銘柄組み入れなどに協力している。
(ザ・スター、2月11日、ベルナマ通信、2月10日)