マレーシアの電気料金、3月-6月末まで5.8%引き下げ…31.5%の利用者に恩恵

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)は11日、マレーシア半島における電気料金の平均価格を3月1日から6月末までの4カ月間、現在の1キロワット時(kWh)当たり38.53センから36.28センに5.8%引き下げると発表した。ザ・スターが伝えた。

毎月の使用電力量が300kWhを超える利用者を対象とするもので、一般ユーザーの他、商業、工業向けも含まれ、31.5%の利用者に恩恵がある。

マキシマス・オンキリ エネルギー・グリーン技術水相は、電気料金の値下げに伴い月間の電気料金が13.50-45リンギ程度安くなると説明。国際的な原油価格の下落、石炭や液化天然ガス(LNG)の価格低下による電力の生産コストの減少を受けた措置であるとした。

2014年1月から、6カ月ごとに燃料コストを見直し、ガスや液化天然ガス(LNG)など燃料価格の変動に合わせて電気料金も変更する、コスト消費者転嫁(ICPT)メカニズムが導入されている。マキシマス大臣によると、エネルギー・グリーン技術水省はICPTメカニズムを通じて7億2699万リンギの節約ができると見込まれている。

サバ州と連邦直轄領ラブアンにおける電気料金の平均価格は1kWh当たり34.52センから3.5%引き下げられ、33.32リンギとなる。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. ペダル踏み間違えで発生した死亡事故、高齢の被告に実刑判決
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  5. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  6. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  7. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  8. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  9. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  10. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る