ライダーに“ちょっと甘い”注意...警視庁のストップ作戦

自動車 社会 社会
バレンタイン・イブ二輪車ストップ作戦
バレンタイン・イブ二輪車ストップ作戦 全 3 枚 拡大写真

東京都内の今年の二輪車乗車中の死者数が、昨年を上回るペースで増えている。警視庁は死亡事故に歯止めをかけるため13日、ライダーに“ちょっと甘い”注意キャンペーンを、都内各所で展開した。その名も「バレンタイン・イブ二輪車ストップ作戦」だ。

その1つ、国道14号線、小松川橋西(京葉道路/江戸川区小松川4-57)の路上で行われたキャンペーンでは、女性白バイ隊員(クイーン・スターズ)と六本木発、アイドルユニットAnge(アンジュ)の10人が中心となり、走行中の二輪車に安全運転を呼びかけた。

女性白バイ隊員がライダーに、ヘルメットの正しい装着やプロテクターの着用で事故の軽減を呼びかけると、アンジュのメンバーが「好きです 愛情運転」と書かれたハート型のチョコレートや安全啓発のグッズを手渡した。

昨年の東京都内の死者数は45人。二輪車事故に限ると前年より10人も死者数が増えている。さらに今年に入った二輪車乗車中の死者は5人と、前年同月日比で1人増加している。交通事故死者が増加した昨年を上回るペースに、警視庁では警戒を強めている。

「安全意識の向上は、まず興味を持ってもらうことが大切。厳しい顔で走るライダーも、アイドルグループからチョコレートを手渡され少しでも緊張を解いてもらえれば、それがゆとりのある運転につながると思う。都内の事故死者を年間150人以下に抑えるには、二輪車の事故を、1件でも減らす必要がある」(同庁高齢者二輪車交通安全対策係)

「バレンタイン・イブ二輪車ストップ作戦」は、ほかにも麹町署、赤羽署など都内13署で実施された。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る