与党MICの党首選、スブラマニアム副党首が出馬の意向 マレーシア

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与党連合・国民戦線(BN)所属政党、マレーシア・インド人会議(MIC)で内紛の原因となった前回党内選挙のやり直しが行なわれるのが確実な情勢となっているが、党首選ではナンバー2のS.スブラマニアム副党首が出馬する意向を初めて明らかにした。

15日にクアラルンプール(KL)市内で行なわれた支援者の会に出席したスブラマニアム氏は、「すでに国政で人的資源相や保健相を歴任しており、これ以上の地位は求めていない」と述べ、あくまで分裂を回避して党を守るための出馬であることを強調した。同支援者の会には全国の支部から2,000人以上が出席したという。M.サラヴァナン党首補、C.シヴァラージ青年部長、M.モハナ婦人部長をはじめ、ベテラン幹部らがスブラマニアム氏の支援を表明している。

MICでは長い間、幹部間の話し合いによって党首が決められており、党首選が実施されれば実に22年ぶりとなる。2013年11月に行なわれた前回党内選挙ではG.パラニベル党首が無投票で当選した。やり直し選挙でもパラニベル氏が党首選に打って出る見通しだ。
選挙の無効を主張する党内若手らの訴えを受けて、団体登録局(ROS)は昨年12月5日、MICに対し90日以内に選挙をやり直すよう指示していた。

伊藤 祐介

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