阪神甲子園駅、下り線ホームも3月14日に拡幅

鉄道 企業動向
甲子園駅の改良工事進む…2016年度末完成予定
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阪神電気鉄道は、甲子園駅の改良工事の進捗を発表した。

2011年11月から実施している甲子園駅改良工事において、2月21日(土)に上り(梅田・大阪難波方面行き)ホームを拡幅し、供用を開始するのに続き、下り(神戸三宮方面行き)ホームを拡幅し、2015年3月14日(土)から供用を開始する。

3月21日(土)からは、下り降車専用ホーム及び同ホームと西改札を結ぶエレベーターの供用を開始する。これにより、甲子園駅のホーム拡幅が完了するが、ホームの嵩上げ及び上家の設置等の工事を進める。2015年度末には、上下線各ホームの東改札側にもエレベーターを設置する予定。

この改良工事は、ホームを拡幅し、エレベーターを整備するとともに、駅舎を改築しコンコースを拡張することにより、阪神甲子園球場の玄関口としてふさわしい、快適で使いやすい駅としてリニューアルするもの。全体工事の完成は2016年度末頃を予定している。

なお、甲子園駅改良工事は、国土交通省等の「鉄道駅総合改善事業費補助」制度による国及び地方公共団体からの補助を受けた神戸高速鉄道を事業主体とし、神戸高速鉄道からの委託により阪神電気鉄道が施行している。

・ホームの拡幅
上り線(梅田・大阪難波方面行き)ホーム、下り線(神戸三宮方面行き)ホーム、下り線降車専用ホームを拡幅。これに伴い、上り降車専用ホームは廃止。

・バリアフリー化
各ホームにエレベーターを設置(西改札口3基、東改札口2基)。また、東西改札口に多機能トイレを設置。

・西改札口の拡張
ホームに通じる新たな通路を、現在の通路の西側に設けるとともに、駅舎を改築しコンコースを拡張。

・東改札口の改築
駅舎を改築し、東口を新たに設け、駅東方面へのお客様の利便性を高める。また、上り線(梅田・大阪方面行き)ホームへの通路と下り線(神戸三宮方面行き)ホームへの通路を分離。

・大屋根の設置
ホームの中央付近、県道浜甲子園線の上部に、膜素材を用いた大屋根を設ける。

・工事スケジュール
2011年11月24日(木)~2016年度
2013年10月 西改札側の上下線ホームにエレベーター設置
2015年2月 上りホームを拡幅
2015年3月 下りホームを拡幅
2015年内 西改札口のエスカレーター供用開始、大屋根の完成
2015年度末 東改札口の改築及び東改札口のエレベーター供用開始
2016年度末頃 工事完了

なお、総工事費は、約54億円。

甲子園駅の改良工事進む…2016年度末完成予定

《編集部@CycleStyle》

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