スズキ財団、EVへのワイヤレス送電に関する研究などに助成

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スズキ財団は2月20日、全国の大学等研究機関から応募のあった助成申請に対して2014年度の科学技術研究助成、課題提案型研究助成として計35件、5788万円の助成を決定した。その他の助成とあわせ、2014年度の助成総額は6624万円となる。

今回の科学技術研究助成は、生産関連技術、環境・資源エネルギー関連技術、計測・制御・解析関連技術、材料関連技術、電気・電子・情報関連技術、人間工学・医療関連技術、ロボット関連技術の7つの研究分野を対象に公募した。この結果、計33件の独創的、先進的な研究開発テーマへの助成を決定した。科学技術研究助成の総額は3920万円。

課題提案型研究助成では、位置ずれに強い送受電コイルの形状と、周囲への不要放射を少なくする送受電コイルの設置指針を策定するための「電気自動車へのワイヤレス送電に関する研究」および、火花点火エンジンの低燃費化に欠かせないサイクル変動予測のための数値計算手法を開発する「火花点火エンジンにおける燃焼のサイクル変動とその予測に関する研究」の2件に対し助成を行う。2014年度の新規決定の2件と昨年度決定2件の2年目分をあわせ総額1868万円を助成する。

また、同財団では研究成果の普及や研究の更なる充実・発展を図るため、国内外で行われるシンポジウム・フォーラムなどの開催費や海外の学会への渡航・宿泊費に対する助成、ブダペスト工科・経済大学など、海外からの研究留学者の受け入れ助成、財団ニュースの発行など広く活動を行っており、これらの今年度の助成総額は836万円となる。

同財団は、スズキが創立60周年の記念事業として基金を寄託し、1980年3月に設立したもので、今回で35回目の研究助成となる。設立以来の助成内容は、総件数1379件、累計助成総額15億4207万円の実績となっている。

財団の2014年3月末現在の資産総額は約68億2000万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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