【スズキ アルト 試乗】中身はイイけど、好みが分かれる“カオ”が問題…岩貞るみこ

試乗記 国産車
スズキ アルト X
スズキ アルト X 全 12 枚 拡大写真

いくら優しい人を気取ったところで、好き嫌いがある事実は否定できない。特に顔。どんなにいい人でも、顔が好みでなければ…だし、イケメンはやっぱりイケメンで、性格がダメダメでも、好きな顔を見つめているだけで幸せになるのが生きているってことだ。ほんとかな、まあいいや。

【画像全12枚】

本題は新型『アルト』の顔である。大変化である。売れているクルマは先代を踏襲すると言うけれど、売れているくせにこれだけ変えるのは勇気のいることだろう。だけど私には、迷走している気がしないでもない。変わり過ぎだよ、アルト。

「普通」がキーワードだというのだが、うーん、これが現代のふつうなのか。でも、普通ってなに? 販売台数が全体の4割を超えてきた軽自動車。似たような顔つきではつまらないし、それなりに「新型ね!」とクルマに疎いママ友に気づいてもらわなくちゃいけない。ハデな手法を使うことなく個性を主張させるとしたら、こうなるのだろうな。そうか、これが普通なのか。だけど普通ってなに?(くどい)。

アイドリングストップは、停止する前からすとんと止まって燃費向上が実感できるし、エネチャージによる加速もスムーズでなめらか。インテリアの質感もいいし、ヘッドレストが一体型になった前席シートバックは「鞭打ちにならないよう、シートバックの高さを調整しよう!」と言い続ける私のツボにもはまる。

だけど、顔なのよ、顔。開発担当の方に「どうでしょう?」と問われて、もにょもにょ答えたけれど、もにょもにょな発言を察して欲しい。まあ、個人的な好みの問題なのですけれど。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材中するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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