「ポピアはインドネシアの遺産」とデモ…マレーシア大使館前で

エマージング・マーケット 東南アジア

インドネシア・ジャカルタにあるマレーシア大使館前で20日、「ポピア」(薄餅)がインドネシアの文化遺産であると主張する約20人が集まって、抗議デモを行った。ザ・スターが報じた。

マレーシアがインドネシアの文化遺産を横取りしようとしていると主張している
春巻きに似た「ポピア」の起源は中国福建省であるとされる。これに似た様々な種類の食品が東南アジアに広まっており、マレーシアで「ポピア」、インドネシアでは「ルンピア」と呼ばれている。

デモの参加者は30分間にわたり、「ルンピア」はインドネシアのものであると書かれた横断幕を掲げて行進を行った。インドネシアのニュース・ポータルによると、デモ参加者は中部ジャワ州にあるセマランが起源であると主張した。一方でデモの最中に「ルンピア」商品ブランドの「ルンピア・デライト」のビラが配られたことから、ブランドの促進イベントのようにも見えたという。

これに対しマレーシア政府は、「ポピア」をマレーシア起源だと主張したことも認定したこともないと反論している。モハメド・ナズリ・アジズ観光文化相は、「インドネシア側がそうした主張を始めるのであれば、マレーシア側はインドネシア語の起源(マレーシアが源流とされる)について主張にすべきだろう」とし、こうした馬鹿げた主張は止めるべきと述べた。

インドネシアとマレーシアはこれまでも、ろうけつ染めの布地である「バティック」や煮込み料理「レンダン」などの起源を巡って本家争いを行なっている。

《広瀬やよい》

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