ユーザー投票による「イードアワード」カーバッテリー部門において、昨年に続きパナソニックストレージバッテリー(PSB)のカーバッテリー『カオス』が、総合満足度で最優秀賞に選ばれた。これを受けて、受賞の報告と記念のトロフィー授与が行われた。
パナソニックストレージバッテリー マーケティング企画部 部長 松本剛氏は、「2年連続での受賞は、消費者の方に間違いなく評価していただけているということ。これまで続けてきた取り組みが功を奏し、とても嬉しく思っている」と喜びを語った。
カオスは、流通主導だったカーバッテリーの販売手法に一石を投じた商品だ。松本氏は「お客様がバッテリーを購入する際に、その商品の価値や利便性を分かりやすく説明したらどのような選択をしてくれるのか、そこにトライするというコンセプトが根本にあった」と話す。消費者に目を向け、納得してもらえるような説明を地道に行うことで、口コミでの高評価が広がった。そこに長寿命・補水メンテナンス不要の利便性・爆発事故の不安を軽減した安全化技術、オーディオの音質向上など、総合的な品質の高さがマッチし、今回の総合評価につながったと言える。
さらにパッケージデザイン部門、アフターフォロー部門の2部門でも、トップに輝いたカオス。ひときわ目を惹くブルーのパッケージや、理解しやすい取り扱い方法の表示は他商品と一線を画す。販売店での展示方法についても「バッテリーだからといって、必ずしもそれらしく並べる必要はない。例えば化粧品コーナーのように見やすくキレイに展示すれば、買ってくれた方も“良いものを手に入れた”と嬉しい気持ちになっていただけるはず」とこだわりを持つ。
アフターフォローに関しては、販売店に対し、車種ごとのバッテリー交換方法が詳細に記されたマニュアルを配付したり、専門知識・スキル向上の研修制度を設けるとともに、コールセンターでの真摯な対応にも取り組んでいる。松本氏は、「基本的な商品知識だけにとどまらず、接客方法まで含めた研修も行っている。その結果、販売店の接客レベルが向上し、それがお客様に伝わっているのではないか」と話した。
さらに、「バッテリーに深い興味はなくても、“不備があれば車は動かなくなってしまう”という潜在的な不安は誰しもが持つもの。そこにたった1分でも、商品の特徴やメリットを説明する接客があれば、結果的に満足のいく選択をしていただける」と松本氏。その点がカオスの2年連続受賞に大きく作用したのだろう。