【メルセデス-マイバッハ Sクラス 発売】AMGの対極に…これまでのマイバッハとは異なるブランド戦略

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メルセデス-マイバッハ Sクラス
メルセデス-マイバッハ Sクラス 全 8 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスベンツの新しいブランド“メルセデス-マイバッハ”を導入。その位置づけは、究極のハイパフォーマンスを追求する“AMG”の対極に位置する、究極のエクスクルーシブを追求したものであるという。

メルセデス-マイバッハの第1弾として導入されたのは『マイバッハ Sクラス』だ。そのベースとなる『Sクラス』は、2013年にフルモデルチェンジした。同社上野金太郎社長は、「自動車に求められるあらゆる要素を高次元で極めた、最高の自動車としてフルモデルチェンジ。世界累計販売台数は、10万台を突破しSクラス史上最高のベストセラーだ」と評価。

そして、「一部のユーザーからSクラスを超える、より個性あるプレミアムカーをという要望が寄せられた。そこで開発されたのがマイバッハSクラスで、世界中の最も目の高いユーザーにも満足してもらえる新しいプレミアムカーだ」とコメント。

上野氏は、「メルセデス-マイバッハはメルセデスブランドの傘のもとで、究極のハイパフォーマンスを追求するメルセデス-AMGと並び、究極のエクスクルーシブ性を追求する、威厳と風格を備えたブランドだ」とし、2002年から2013年まで販売していたマイバッハとは異なる全く新しいブランドだと強調する。

メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画1課の木下潤一氏も、「我々は先代マイバッハのブランドの方向性や特色を、このクルマにリファインして盛り込んでいる。つまり、マイバッハのエッセンスの一部がこのメルセデス・マイバッハに溶け込んだ、全く新しいエクスクルーシブなブランドなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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